孤独の耐性

孤独感は、人間の感覚である以上は、暑い、寒いといった感覚と似ているはずです。脳が反応するわけですから。

 

暑い寒いは外部の温度という情報に反応して、服やエアコンなどで調整します。

では、孤独を感じる情報は何なのでしょうか?

 

孤独感は、独りだから孤独を感じる。つまり、外部からの情報ではなく、逆に、外部に対して影響がない、反応がない、そして、共感がない、そういったことで孤独を感じます。暑い寒いとは逆です。

言葉を変えると、暑い寒いは、外部からの情報を脳が処理します。他方、孤独は、内部の情報を外部と共感できないことに脳が恐怖しています。

 

孤独の耐性をひとつを思いつきました。自分の行動にコメントすることです。「感情」ではなく「感想」をコメントします。自分の「感情」に他者が良い反応をすれば、それは「共感」となり孤独を埋めます。しかし、一人では不可能なので「感想」に一旦形を変えてみます。

例えば、食事のとき「ひとりの食事は寂しいなあ」もしくは「うまい」といった食事の感想ではなく、「嫌いなものも残さず食べてね」といった自分の行動への感想を口にしてみます。共感ほどではないですが、若干は孤独感が薄れます。