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日本の社畜とアメリカの奴隷制度

 

あるブログに奴隷制度について書いていました。奴隷というとネガティブなイメージが先行してしまいますが、こんな考えもあるのだと感心しました。

 

しごく簡単にまとめると、

 

アメリカ南北戦争時代の黒人奴隷の労働待遇とは

「生涯雇用の正社員」「社食あり」「社員寮あり」「身元を保証する社員証あり」の福利厚生の雇用条件だった。

 

なるほどと思いました。

 

では、労働条件はどうだったのかと

「流動する〈黒人〉コミュニティ アメリカ史を問う   樋口 映美 編」

を読んでみると、奴隷にとっては労働条件というよりも、家族と別れることにストレスを感じていたようです。たしかに、幼いころ親から引き離し、子どもが売られることは、まことに人道に反しています。そして、日本でも親が幼い子を売ることはあったことです。むしろ、事情はあるにせよ親が売るか、ただ商品として扱われるため親から引き離される、といった意味では違いがあるよう思います。

間違いなく言えることは、どちらも辛いことであり、許しがたいことです。そして、そんな時代であったのだと思います。

 

話を戻し、労働に関してですが、

奴隷を割安で働かすことは可能だけど、その場合はモチベーションが低くなります。そして、恐怖で縛れば精神を壊してしまうでしょう。

雇用する側も労働者に気をつけないと高額な買い物だけに無駄になってしまいます。なんでも、奴隷の値段は200万から2000万くらいだったそうです。雇用者も決して楽ではなかったと想像できます。

 

さらに、南北戦争について、「労働者を囲い込んで安く働かせる」という考え方が奴隷制であり、「必要な時だけ労働者を雇って要らなくなるとリストラしよう」というのが奴隷解放運動側の考え方だったといった見方もあるようです。

 

すると、奴隷解放運動側が勝利したわけなので、その文化「必要な時だけ労働者を雇って要らなくなるとリストラしよう」が、今日の日本にも波及しているのでしょう。黒人奴隷については、雇用者、労働者共に、なんだか今の日本を見ているようです。日本の「社畜」というのはうなずけます。